去年の秋から登山に興味を持ち、西尾さんに誘われて初めて参加させていただきました。
初めて参加することでは特に不安もなく、雪山登山で自分がどれだけ登れるか、聾唖の方にどれだけ自分の手話が通じ、相手の手話を読み取れるかというワクワク感の方が強かったです。  朝早いのがきつかったですが上本町に着き、何人の人が参加されるのか楽しみでした。

健常者の方の手話が上手なのを見てちょっとひるんでしまいました (^_^;)

  さぁ〜出発！

電車に次々乗って来る人がリュックを担いでるので、登山者の多さにびっくりしました。榛原の駅に着いてバスを待ってる人を見てまたびっくり！

いつ登山口に着くのか…人いっぱいのバスはいやや〜と思ってたら貸切バス！とても快適でした。団体で行くとこれがありがたいですね。

登山口からいよいよ出発！空は晴れていてところどころに雪の積もる細い山道を一列になって歩き、徐々に積もる雪が増えて雪山に登って行く実感がわいてきました。

一ヶ所くだりのところで滑りはじめ、アイゼンをつけることになりました。アイゼンを初めてつけて歩くことにまたワクワク！小峠に着き、ここからが本番の山登りと聞き、自分自身も気合いを入れていると、いきなり自己紹介するからここに上がって〜と言われ頭が真っ白になりました。とりあえず名前だけでよかったとひと安心。

そこから頂上までの道はけっこう急ではあったけど、あまりしんどいとは感じませんでした。途中、中学の時の同級生に偶然会いお互いびっくりしました…

 雲行きがあやしくなる中、頂上に着くと冷たい風が強くなりみるみる間に辺りが見えないぐらいの雪と風が吹き荒れ本当に寒かったです。

食事もゆっくり食べれず下山へ…(泣)
降りて行く中、先頭の半分の人が見えなくなり、道があっているのかすごく不安になりましたが高見杉で全員揃い記念撮影！あとはかたすみ温泉前までゆっくり歩きバスに乗り込みました。 青空が見れず、とても寒い登山ではありましたが、まだまだ登れるという自信がついたし、手話にも少しだけ自信がつきました。(自分だけが思っていると思いますが…)心地よい疲れと楽しい1日を過ごせて本当によかったです。ありがとうございました。

また度々参加させていただきますので、よろしくお願いします。 吉田眞紀